
政策・農業
現状と課題
杉戸町の農業は、地域の基幹産業の一つであり、長年にわたり町の暮らしと食を支えてきました。一方で、全国的な傾向と同様に、農業従事者の高齢化や担い手不足といった課題に直面しています。農業に関心を持つ若い世代がいても、実際に地域で就農し、仕事として継続していくまでの道筋が見えにくいという現状があります。
また、農業が地域にとって重要な産業であるにもかかわらず、学校や若い世代と地域農業との接点が十分に生かされていない面もあります。農業を「身近な仕事」「将来の選択肢」として捉えてもらうための仕組みづくりが、町としての課題となっています。

なぜ杉戸農業高等学校なのか
杉戸町には、農業専門高校である 杉戸農業高等学校 が立地しており、農業教育や技術が集積しているという、他の自治体にはない強みがあります。この存在は、町にとって大きな財産であり、地域農業の将来を考える上で重要な拠点です。
農業高校で学ぶ生徒たちは、基礎的な知識や技術を身につけていますが、その学びを地域の農業や仕事へとつなげていくためには、学校と地域との連携が欠かせません。杉戸農業高等学校を軸に、農業を「学ぶ場」から「地域で生かす力」へとつなげることで、次世代の担い手育成や地域活性化につながると考えています。



実現による効果
令和6年度に杉戸農業高校と杉戸町で包括連携協定を締結いたしました。杉戸農業高等学校との連携が進むことで、農業に関心を持つ若い世代が地域に根づき、将来の担い手として育っていく可能性が広がります。これは、農業の持続性を高めるだけでなく、地域全体の活力向上にもつながります。
また、地元農産物の活用や地域との関わりが深まることで、農業が町民にとってより身近な存在となり、食や地域への理解が深まります。農業を守り、育て、次世代へつないでいくために、杉戸農業高等学校という強みを最大限に生かし、持続可能な農業と地域づくりを進めてまいります。
行政としての役割
農業高校の強みを地域の活力に結びつけるためには、学校、農家、地域をつなぐ調整役としての行政の関与が不可欠です。町が主体となって連携の場をつくり、実習や交流の機会を支えることで、若い世代が地域農業に関わるきっかけを広げることができます。
また、農業を地域産業として位置づけ、地元農産物の活用や地産地消の取組を後押しすることも重要な役割です。教育現場と現場の農業が分断されることなく、相互に支え合う関係を築くため、行政として継続的な調整と支援を行っていく必要があります。




